「2013年度札幌市中心部オフィスビル市況」を発表

札幌市のオフィスビル市況は空室率大幅低下の傾向

株式会社札幌ヴェルディ   平成25年3月26日


札幌市を中心に、北海道道央圏で事務所、倉庫、店舗など不動産仲介をおこなう株式会社札幌ヴェルディ(本社:札幌市中央区北2条西13丁目1番地1号K2ビル5階、中村恭章社長)は、定期的に札幌市経済の指標ともなるレポート「札幌市中心部オフィス市況」を発表していますが、2013年3月26日、2012年12月末時点の業界レポート「2013年度札幌市中心部オフィスビル市況」を自社HP http://www.sapporo-verdy.jpで公開します。レポートの対象地区は札幌駅前通りおよび周辺、JR札幌駅北口周辺、大通周辺、大通南周辺、地下鉄東西線バスセンター駅周辺、地下鉄東西線西11丁目駅周辺、の延床面積が330平方メートル(100坪)以上かつ4階建以上の主要オフィスビル385棟です。

市況全体としては2012年12月末時点にて空室率は9.07%と、新規供給量の少なさ(新築物件 札幌北ビル一棟)とコールセンターの増床などにより、札幌市中心部のオフィス市況は空室率が大幅に低下し、空室率だけで捉えれば完全に底から脱出しました。

2011年度は、東日本大震災の発生、米国債格下げでの世界同時株安、経済面においては先行不安という不透明感が漂う年でした。2012年度では実態経済は足踏状態で未だ回復したとは思えませんが、空室率から見ると先行きを見通す心理的要素は上向きに転じているように思われます。不安定な政局で揺れ動いていた日本経済も政権交代により追い風になると予想でき、ビジネス市況には好影響を与えそうです。2012年3月に竣工した札幌北ビル(延床面積27,177㎡ 約8,221坪)は2012年度12月末時点では満室稼働。また札幌駅前地下歩行空間も予想通り、駅前通り周辺を中心として活性化に寄与し、オフィス市況に好影響を与えています。今後も空室率は減少していくでしょう。このことにより日本経済のデフレからの脱却見通しと相まって微増ながら賃料の上昇傾向に至っていくと思われます。

以上

― 記 ―

「2012年度札幌市中心部オフィスビル市況」目次

1・札幌中心部オフィスビルの市況状況
 ● 空室率は大幅な減少
 ● ビル・テナント選択の傾向
 ● 道外企業の札幌進出・撤退傾向
 ● 札幌中心部の再開発事業
2・札幌中心部オフィスビル貸室面積と空室面積
3・地区別空室率の推移
4・募集賃料の推移
5・地区別募集賃料の推移
6・新規需要量


レポートの対象地区


本レポート全体は株式会社札幌ヴェルディのホームページに掲載する他、希望企業・団体にはFAX送信も行います。また本レポートのPDFファイルは下記URLよりダウンロードできます。

http://www.sapporo-verdy.jp/downloadfiles/data2013.pdf

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担当:株式会社札幌ヴェルディ 市場調査部アナリスト 早坂邦夫
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