「2009年10月度札幌市中心部オフィスビル市況」を発表
札幌市のオフィスビル市況は空室率二桁代でさらに上昇
株式会社札幌ヴェルディ 平成21年10月22日
札幌市を中心に、北海道道央圏で事務所、倉庫、店舗など不動産仲介をおこなう株式会社札幌ヴェルディ(本社:札幌市中央区北2条西13丁目1番地1号K2ビル5階、中村恭章社長)は、2009年10月26日、2009年9月末時点の業界レポート「2009年10月度札幌市中心部オフィスビル市況」を自社HP http://www.sapporo-verdy.jp/ で公開します。レポートの対象地区は札幌駅前通りおよび周辺、JR札幌駅北口周辺、大通周辺、大通南周辺、地下鉄東西線バスセンター駅周辺、地下鉄東西線西11丁目駅周辺、の延床面積が330平方メートル(100坪)以上かつ4階建以上の主要オフィスビル384棟です。市況全体としては2009年9月末時点にて、空室率が前回調査の2008年12月末の10.16%より1.08%上昇し、11.24%に達しました。このように札幌市中心部のオフィスビル市況は悪化傾向に歯止めがかからず、まだ底が見えない状況です。
札幌ヴェルディは、毎年3月に札幌市経済の指標ともなるレポート「札幌市中心部オフィス市況」を発表し、地場金融業界や官公庁、北海道進出を検討する道外企業などに向け、情報提供をおこなってきました。しかしこのところ市況の変化が激しいため、今回緊急レポートとして発表いたします。
「2009年10月度札幌市中心部オフィスビル市況」の最大のポイントである空室面積は2009年9月末現在で176,661㎡(53,440坪)。2008年末の159,391㎡(48,216坪)から、さらに拡大しました。これは2002年~2004年度までの低迷期を脱した近年では、最大の空室面積で、こうした観点からも激しい景気の後退、および北海道経済の厳しさが実感できます。
また今回発表の「2009年10月度札幌市中心部オフィスビル市況」では下記目次の通り、詳細な数値データに加え、ビル選択動向などの情報も加えました。
― 記 ―
「2009年10月度札幌市中心部オフィスビル市況」目次
1・札幌中心部オフィスビルの市況状況
● 空室率上昇傾向が続く
● ビル・テナント選択ポイントの傾向
● 耐震構造ビルに注目
● 喫煙ルーム設置ビルの増加
● 業種別道外企業の札幌進出・撤退傾向
● テナントの移動動向
● 目立った移転業種は建設関連企業
● 北洋大通センターが着工
2・札幌中心部オフィスビル貸室面積と空室面積
3・地区別空室率の推移
4・募集賃料の推移
5・地区別募集賃料の推移
6・新規需要量・新築物件供給量の推移
本レポート全体は株式会社札幌ヴェルディのホームページに掲載する他、希望企業・団体にはFAX送信も行います。また本レポートのPDFファイルは下記URLよりダウンロードできます。
http://www.sapporo-verdy.jp/downloadfiles/data2009-2.pdf
本レポートを利用した記事執筆、情報公開、引用は自由です。ただし、情報ソースとして株式会社札幌ヴェルディの記述をお願いします。
担当:株式会社札幌ヴェルディ 市場調査部アナリスト 早坂邦夫
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