「2017年度札幌市中心部オフィスビル市況」を発表

札幌市のオフィスビル市況は2年連続の空室率大幅低下

株式会社札幌ヴェルディ   平成29年3月27日


 札幌市を中心に、北海道道央圏で事務所、倉庫、店舗など不動産仲介を行う株式会社札幌ヴェルディ(本社:札幌市中央区北2条西13丁目1番地1号K2ビル5階、中村恭章社長)は、定期的に札幌市経済の指標ともなるレポート「札幌市中心部オフィス市況」を発表していますが、2017年3月27日、2016年12月末時点の業界レポート「2017年度札幌市中心部オフィスビル市況」を自社HP http://www.sapporo-verdy.jpで公開します。レポートの対象地区は札幌駅前通りおよび周辺、JR札幌駅北口周辺、大通り周辺、大通り南周辺、地下鉄東西線バスセンター駅周辺、地下鉄東西線西11丁目駅周辺、の延床面積が330平方メートル(100坪)以上かつ4階建以上の主要オフィスビル373棟です。

 市況全体としては2016年12月末時点にて空室率は3.09%、新規供給量は昨年を下回る桂和北1条ビル1棟の1,548.76㎡(468.50坪)だけの供給量、相も変わらず供給量が抑制され、需要量に追いつかない状態が継続されている。当然昨年同様、札幌中心部のオフィス市況は空室率の低減がさらに加速した。
 2016年度の国内景気は2015年度同様、緩やかながら回復基調にて推移しているように思えるが、北海道の経済実態を見ても、観光客数の増勢持続、北海道新幹線の開業、公共投資や住宅投資などの喚起により、全体としては底堅く推移した。

 それに並行して札幌中心部オフィスビル市況は、オフィス床の供給不足が背景にあるものの、昨年同様コールセンターに代表されるアウトソーシング系企業の増床、自社物件の売却による札幌中心部ビジネス地区への移転を中心として活況を呈した。そのため、オフィスビルや賃貸マンション、ホテル等への不動産投資が注目されているにも関らず、投資に見合った物件が無い状態が続いている。ゆえに2017年度は、昨年懸念した需要量が供給量を上回るアンバランスが現実化し、希望条件に見合った物件が枯渇し、増床、拡張移転、進出を検討する企業は足踏み状態に陥ることになるであろう。



以上

― 記 ―

「2017年度札幌市中心部オフィスビル市況」目次

1・札幌中心部オフィスビルの市況及び相場
 ● 空室率は2%台へ
 ● 札幌ビジネス地区のテナントの動向
 ● 札幌中心部オフィスビルはレンタルオフィスが活発化
2・札幌中心部オフィスビル貸室面積と空室面積
3・地区別空室率の推移
4・募集賃料の推移
5・地区別募集賃料の推移
6・新規需要量


レポートの対象地区


本レポート全体は株式会社札幌ヴェルディのホームページに掲載する他、希望企業・団体にはFAX送信も行います。また本レポートのPDFファイルは下記URLよりダウンロードできます。

http://www.sapporo-verdy.jp/downloadfiles/data2017.pdf(590Kb 15P)

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担当:株式会社札幌ヴェルディ 市場調査部アナリスト 早坂邦夫
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