検討リスト
解約予告(現契約書参照)
原状回復の条件確認(現契約書参照)
原状回復工事の概算見積もり
原状回復工事の正式見積
原状回復工事着手
原状回復工事完了確認
自社業務に於ける許認可確認
移転計画の立案
レイアウトの検討、作成
移転先物件情報収集
移転先物件下見
賃貸条件交渉・決定
契約内容交渉・確認
移転日の決定
移転先挨拶状作成・発送
(移転先倉庫・工場設備等確認)
電気容量の確認
設備・内装工事の確認
消防設備の確認
床荷重の確認
各業者打合せ決定
内装業者
看板業者
通信機器関係業者
OA機器・機械設備業者
警備会社
電話・電気・水道・ガス転入転出届
引越し打合せ・見積・下見
全体スケジュールの立案確認
移転作業計画書・見積書の打合せ
引越しマニュアルの作成
引越し打合せ
現在使用している物件の問題点は何でしょう。広い、せまい、敷地がせまく車が入らない、 天井が低く品物が高く積めない。新たな設備が必要になっている。近隣から騒音等の クレームが発生している、等々。これらの問題点を明確にして今後さがすべき物件の 必要条件を確認することが必要です。
必要とする面積はどれくらいですか? 特に倉庫系・工場系は保管・作業の面積と、事務所や休憩室等の面積、さらに搬出入にともなう敷地面積 など、検討しなければならない項目は多くなります。
倉庫の保管スペースについても、建物のはじからはじまで全て使えるわけではありません。(同一の商品のみを大量に保管するのなら別ですが)荷さばきスペースや通路、場合によってはフォークリフト等の作業スペースも必要です。
保管に必要な面積が50坪でも少量多品種でラックや棚を作ったりするとその倍くらいの面積が必要かも知れません。 建物付帯敷地も搬出入にくる車は2t車なのか4t車なのか、場合によっては40feetコンテナが来るのかによっても考え方がちがってきます。
もう一つ北海道は冬、雪が降ります。(あたり前かも知れませんが) この雪(除雪や排雪)意外とポイントになります。敷地の中に積んでおいて、お金を払って排雪場まで運びます。
ほとんどは専門業者にシーズンいくら、というような契約をします。(12月から3月までの4ヶ月が一般的) 冬の間、建物付帯敷地は夏にくらべ50~70%くらいしか使えない場合もあります。
希望するエリアや地区はどこですか?
考える要素は沢山あるでしょう。
1. 通勤に便利なこと
2. 取引先に近いこと
3. 高速道路の出入口に近いこと
考えることは必要ですが、5(行う事業に対する許認可や届出)でもふれるとおり仕事の内容によっては、この地区でなければできないものも多いはずです。
建物にどんな条件や設備が必要ですか? 倉庫なら高積みしたいので高さが6mは必要だとか、長尺物があるのでシャッター幅は4m以上なければ入らないとか…。 工場なら機械設備設定のために動力が必要とか、天井クレーンがないと仕事にならないとか…。
物件を検討する上で考えることもまた沢山あります。 1つの見方として、もしかするとここが一番重要なことかも知れません。 場合によっては床荷重(㎡あたりどれくらいの重さに耐えられるか)なども考える必要があります。
業務を行う上で届出ることや、許可・認可を受ける必要はありませんか? 物件を決め、賃貸借契約を結んだのはいいのだけれど、市役所や保健所に申請しに行ったら「そこではこの仕事は出来ません」なんていうことは、実はあり得るのです。
たとえば食品加工場は一定の面積以上であれば「用途地域の制限」がされています。運送業の申請をするためには、登記されている「打合せ」が問題点になってしまいます。「危険物」を保管するためには「建物の構造」が指定されます。
面積や立地エリア、設備や条件がクリアされていても申請すべきものがあって、許可や認可、届出が必要であればこの業務ができる「場所」をさがし直さなければならないのです。
業務を行うには、どこに確認をして、如何様な条件をクリアしなければならないのか確認する必要があります。
移転を考えている時期はいつごろですか? 条件の合う物件がすぐ見つかっても、現在賃借している物件の解約の問題があります。
通常解約の予告期間がありますので、すぐに移転してしまうと賃料を二重に支払いしなければならない事もあります。 準備期間等含め計画してみましょう。
ここまで来て初めて条件を満たす物件をさがすことが始まります。